序文

 部分空間法研究会2008にようこそ. 当研究会は2006年にはMIRU2006の2007年にはACCV2007のサテライトとして開催され,2008年は再びMIRUのサテライトにもどって参りました.
 我々は部分空間法こそ日本発の,しかも実用性が極めて高い技術であるという矜持からこの研究会を組織,運営して参りました.その努力は今のところ報われています.投稿される論文は毎回高いレベルを保っており,聴衆も大学などのアカデミアから実用化研究に従事する企業の研究者まで幅広いスペクトラムを見せています.
 このことは我々の活動がアカデミックなレベルの高さを追求するだけではなく広く世に役立つ技術を出していくことの助けになっていることの証左と捉え,今後も「役に立つ」研究会であることを期待されているものと考えています.
 2009年度には京都でIEEE ICCV(International Conference of Computer Vision)が開催されます.当研究会は昨年のACCVに引き続きICCVのサテライトとして開催することを計画しています.これから来年度にかけては部分空間法が世界に出ていくための重要な年になります.
 今回の研究会を契機に大きな仕事が現れることを実行委員一同祈っております.
 
 ではお楽しみください.
 
 
 
2008年7月28日
部分空間法研究会Subspace2008 実行委員長 坂野鋭
実行委員 天野敏之,大町真一郎,佐藤敦
玉木徹,福井和広,堀田政二,牧淳人
顧問 前田賢一